避けて通りたい所

 だいぶ落ち着いてあの子の死を受け入れられるようになりました。一番辛いのは、毎日のように
 通った獣医さんの前を通らなければ、仕事へ行けないことです。
 その獣医さんに挨拶に行きました。私はお世話になったお礼を言うのが精一杯で、先生も私が
 まだ思い出を語るほど立ち直っていないのを察して下さってか、言葉少なく帰って来ました。